2008年7月 のアーカイブ

ジャカランダとディクソニアとホテルでの打合せ

2008年7月8日 火曜日

7月5日
AM9:00@用賀ジョナサンにて打合せ。土曜の朝9:00の打合せに、鈴木工務店 小松さんと松尾さんが、高速を飛ばして来て下さりました。

今日は、案の大きな方向性が決まったので、内容をAS鈴木さんに引き継ぐことが目的。屋根のトップライトのおさまりや、断熱の方法、岡本さんのこだわり、空間イメージなど諸問題を解決しながら、ざっと2時間ほど打合せ。一方で、概算も平行で検討いただく。

この日、丸茂さんたちは美容室の専門機器を扱う「タカラベルモント」と打合せ。新店舗で使う機器(暫定版)の方向を送ってもらったりした。また、岡本社長が是非植えたいという南米産の樹木ジャカランダ(紫の花)の木を、九州から取り寄せている事が判明。エントランスに配置されるディクソニアも希少な植物。

見る ジャカランダ

見る ディクソニア

7月8日
岡本社長の都合で、恵比寿のウェスティンのロビーで打合せ。Kenさんが遅れて到着。この日はファサードの考え方、バルコニーの設け方について大きな方向性だけを伝える。スケッチとキーワードで。ホテルでの打合せはテンション上がりますね。

ぎろっぽん

2008年7月3日 木曜日

細かいところですが、やっぱりプランが・・・て言う話が再び出てるようです。毎日ドキドキ。

岡本社長に聞くと、啓仁さんがどうしても!というポイントがあって伝えたいとのこと。わざわざ夜に、沼津から東京に来て頂きました。19:00、丸茂さんお勧めのケーキ屋さん、HARBS@六本木ヒルズにて打合せ。打合せ内容で一番大きなことは、レセプションの背後に設けた2枚の壁とシャンプー台を覆う腰壁について。

啓仁さん「大きく繋がった空間構成ならば、これらの壁は視線を妨げるので、視線が通るようにできないか?」

イメージ写真も用意いただいていた。この意見はとても嬉しかった。空間のイメージを共有できたからこそできる議論だったから。そして、本格的に、この倉庫に、新たに絵を掲げたいという話が出たのもこの日。木村英輝氏の絵画。以前にもこの話題は出ていましたが、本格的に交渉しようとし出したのがこのタイミングでした。描く場所はレセプション背後の壁あたりかなー・・・・。なんて考えて、打ち合わせ終わり。

打合せが気持ち良いのは、皆さん、僕らにキチンと判断をゆだねてくれること。会社の仕事だと政治的なファクターでモノが決定したり、立場上後に引けない哀れな人がごねたり、批判することでしか自己主張できない人がいたりと・・・そんなことを考えると、「いいものをつくる」という共通の目標に向かって、協力し合えるビューティ岡本のスタッフさんたちは本当に気持ちのいい人たちばかりと改めて思いながら帰る。

詰めていこうと・・・・

2008年7月2日 水曜日

お昼休みに、岡本社長から電話があり、和室など相談したいことがあると・・・大きな変更かなと、ドキドキ。

仕事帰りに飯田橋のデニーズ(試験前に良く使ってたあそこ!)で岡本社長とお会いする。特に大きな変更は無く、その場でスケッチしながら、2つ程プランの気になる所をお話しする。7月8日の夜に東京店にてエントランス周りの提案をすることも約束。その夜
鈴木工務店、小松さんに連絡し、変更点を伝える。見積もりUPの為に、すでに走り出していただいている。いろいろと協力していただいて本当に頼りになります。

■NEW スケジュール
8/10 着工
9/20 竣工 引越し準備を経て
10/1 OPENが理想。

最終提案@ビューティ岡本東京店

2008年7月1日 火曜日

プレゼンの日。
結論から言うと 今回の提案は スタッフの皆さんから満足をいただくことができました。前回案(倉庫をそのままに、中にもう一個の箱をつくる案)は、そもそも空間を閉じ込む案で、スタッフさんたちの思いとは逆だった…。皆の顔が見え、お互いサポートがしやすい開放的な倉庫が良いとの意見をもらいました。

そこで今回は閉じる必要がある個室やWCなどを除き、大きなワンルーム的な計画です。HOZの描いたCGの威力が絶大で、建築に関わったことない 若いスタッフさんたちをはじめ、皆、自分たちの新しいお店が、こんな風になるんだということが、パッと理解できたようでした。下記提案書の一部です。

岡本社長ならびにスタッフさんの意見やこだわりはとても多い。これを許容できる案としては、ちょっと恥ずかしいですが、皆がイメージを共有しやすいように「美の倉庫」というキーワードを提示しました。ビューティ岡本のスタッフの業務は美を扱う業務。スタッフが作り出すアウトプットは「美」。また、社長のアートや家具などのコレクションも「美」。これら、スタッフさんたちの主体的な空間演出が可能な「いれもの」をつくろうと考えました。サービス面でアウトプットされる「美」、家具やアートなど物質として存在する「美」、これらを最大容量でストックできる空間を提案しました。下記は家具のコレクション一部です。

プレゼンシートでページをめくってCGが出た時、若いスタッフさんたちから感動の声が上がりました。

HOZ「CGつくれて良かった、とほんのちょっとだけ思いました。」

Hozは次の日から大阪に一ヶ月半の長期出張のため案が通ったのを見届けて一足先に早退。というわけで、大きな方向が決まり、10月01日のオープンを目指して、作業開始です。