‘いえつく3が始まるまで’ カテゴリーのアーカイブ

いえつく3はまだ始まっていません。

2008年5月9日 金曜日

今回の倉庫改修の設計は、できれば設計に半年間、時間が必要なプロジェクト。また、僕らは、設計事務所ではないので、スケジュールに間に合わせるだけの仕事だったら、週末の貴重な時間を潰して、やる意味を見つけるのは難しい。諦める事は簡単だけど、実現できる方法を探し、僕達自身が「この仕事を受ける価値」が見出せれば、やった方がいい。価値を見出す為に、とりあえず情報収集をしようという事になった。

hozは、沼津市等の建築指導課に電話。用途変更の再申請に関してヒアリング。

mznが、スケジュールを考慮し、基本設計まで「いえつく」、実施設計は不動産仲介を行う、鈴木工務店が良いのではないかと、7日の時点で提言していた。ビューティ岡本さんから、鈴木工務店に話を通してもらい、mznと鈴木工務店でメールでやり取りをスタート。担当は小松さんという方。用途地域図やら、防火地域やらいろいろと情報を教えてくれる。対応が丁寧で安心する。

でも、あくまで不安。やりたいようなやりたくないような(mzn)。

1回だけ僕達のBESTの提案をしてみよう!という事で、4人で結論。諦めるのは簡単だから・・・

突然の設計依頼

2008年5月7日 水曜日

5月6日、mznから下記のメールが「いえつく」メンバーに届く。

本日、ビューティ岡本さんの、長女、丸茂(まるも)さんから電話いただきました。ビューティ岡本さんが、倉庫を改修してカフェか何かつくるような話があるらしく、是非、相談に乗ってほしいとのこと。明日みんなで集まって、わいわい、盛り上げたいです。ぜひ、予定調整の上、来てください、マジで。特に社長(Ken)お願いします!これが いえつく3になるかもね。

という事で、5月7日@ビューティ岡本 麹町店に、全員集合。何の話が待っているかは、正直わからない・・・着くやいなや、倉庫を改修して、今の店舗を移すと聞く。倉庫の写真を見せてもらう。蔦とか生えてて古いけどいい感じ・・・。


▲たくさん倉庫の写真を見せてもらう

【mznの感想】
9/1にOPENと聞き、面白そうと感じる以上にちょっと不安。しかも、バルコニーを設けてパーティーするなど壮大な計画。改修に関して、構造、遡及、用途変更申請、ネゴ期間だけでも時間かかるし、コストも含め、とにかくいろいろ整理せねばと思う。

【yoshiの感想】
みんな仕事がとても忙しい。そもそも、バリのvillaが完成したばかりで、完成までに、家庭や仕事をいろいろ犠牲にしてきた。ガッツで頑張る事はできるが、僕たちにとってどういったメリットがあるのか本当に考えるべき。普通の設計事務所が受ける仕事は、僕達が趣味ですべきでは無い。

【kenの感想】
今回のビューティの仕事内容が設計士として100点だとしたら、ほとんどの仕事が40~50点です。会社の仕事もそんなもの。100点の仕事が目の前にあればやります。

【hozの感想】
やりたい。

全員の意見はバラバラ。「いえつく」って何?という議論に当然なる。とにかく思考を停止するのは良くないので、やるやらないは決めないで、mzn、hozが中心になって、法規チェック、確認申請35日を前提にスケジュールを引いたりし始める。

プロローグ 第2章

2008年4月23日 水曜日

沼津を訪問してから4日後、4月23日、岡本丸茂さんからmznに電話がありました。ビューティ岡本のスタッフ全員が、東京のお店(麹町)に集まるので、紹介したいとの事。20時くらいに仕事を抜けて、みな麹町に集合。設計どうこうの話ではなく、バリのvilla設計の話や、yoshiの家を作った時の話。みんなの普段の仕事の話等、ビールを飲みながら楽しく歓談。岡本さんは、美術全般に造詣が深く、いろいろ建築話をしてこの日は解散しました。


▲歓談風景

その後、mzn、yoshi、hozの3人で、新宿のバー「ease」に行って、今後のいえつくの事をたっぷり話し合いました。


▲新宿3丁目のBAR「ease」

プロローグ

2008年4月19日 土曜日

バリのvillaプロジェクトがそろそろ終了する、3月12日。水野(mzn)がある画廊で、静岡県東部と東京で4店舗の美容室(株式会社 ビューティ岡本)を経営する、岡本悦美さんと出会った事から「いえつく3」は始まりました。

水野から、面白い人と出会ったので、今度みんなで沼津に遊びに行こう!その時は、美容室の設計をするとかしないとか全く頭になく、週末に沼津港で美味しいお寿司を食べに行くくらいの気持ちでした。

少々時間が経過し、4月19日に、mzn、三谷(ken)、穂積(hoz)、吉一(yoshi)の4人で東名高速を飛ばして沼津に向かいました。お昼に沼津インターに到着し、念願のお寿司を食べて、いざビューティ岡本 沼津店へ。スタッフのマリヤちゃんが迎えに来てくれ、30歳過ぎの男4人で、経営中の美容室でマリヤちゃんとコーヒーを飲みながら、駿河湾を見渡せる美容室の庭で、東京の忙しい空気と別世界の週末を過ごしていました。天空の城ラピュタみたいな庭でコーヒーを飲んでいるだけで、あぁ、沼津に来て良かったと思ってました、その当時は。


▲奥が駿河湾


▲映画に出てきそうな庭


▲マリヤちゃんとコーヒーを飲む4人

yoshiは奥さんのフラメンコの発表会があるので早退。kenは東京で別の仕事のミーティングがあるので途中退席。mznとhozは、ビューティのスタッフといろいろ話している間に、mznが髪を切る展開となり、とてもエキサイティングな週末を過ごしました。この時は、まだ美容室の設計をするなんて考えもしなくて、ただ、沼津で面白い人達と巡り合えた楽しさだけが、僕たちの記憶の片隅に残っています。


▲何故か髪を切る事になったmzn